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三本立て
「三本立て〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
三本立ての前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「将軍」より 著者:芥川竜之介
ない、カアキイ服の群《むれ》を見渡した。
三幕目の舞台は黒幕の前に、柳の木が二
三本立ててあった。それはどこから伐《き》って来たか、生々《なまなま》しい実際の葉....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
りません。 四十九 すすき尾花の山科原のまんなかに、竹の柱を
三本立てて、その上に人間の生首が一つ梟《さら》してあるのです。 と言ったところ....
「獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
今臨時の留守番のひとと武内というもとうちにいた人の夫婦がいますが、丁度一尺ざしを
三本立てたような感じでね。これもどうもとっつきにくい空気です。私も留守番、私も。....
「その人を知らず」より 著者:三好十郎
、こんなチッチャイのを切って来て、そこに立てて、飾りがないもんだから、ローソクを
三本立てて、三人で、ソトにきこえないように小さな声でサンビ歌を歌った。ハハ。……....
「好日」より 著者:三好十郎
今更になって言うと、怒られては困りますが……実は、なにしろ、初め二本立ての予定が
三本立てになったもんですから、中幕の時間としては、どうしても一時間しか取れません....
「年中行事覚書」より 著者:柳田国男
彙にも出ているから詳しくは説かない。 千葉県の太平洋地帯では三ボウソウリまたは
三本立てというのが田の植始めのことで、これには現実に三株ずつ三列の苗を、儀式的に....