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三条通り
「三条通り〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
三条通りの前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「土曜夫人」より 著者:織田作之助
とめて払うから、貸しといてくれ。済まん、済まん。じゃ、また……」 歩き出して、
三条通りを横切ろうとしたが、ジープが来たので、足を停めて待っていると、 「兄ちゃ....
「仇討三態」より 著者:菊池寛
京と大坂に別れて宿を取った。別々に敵を尋ねるための便宜だった。 弟の忠三郎が、
三条通りを何気なく歩いていたとき、彼は町家の軒先に止まった医師のそれらしい籠を見....
「夜明け前」より 著者:島崎藤村
して来た。それを正香にも縫助にも見せた。来たる英国公使参内の当日には、繩手通り、
三条通りから、堺町の往来筋へかけて、巳の刻より諸人通行留めの事とある。左右横道の....
「大切な雰囲気」より 著者:小出楢重
と水|溜りと井戸が奈良唯一の水辺風景なのだから。 殊に猿沢池からかんかん照りの
三条通りを春日へ登って行く午後三時の暑さと来ては類がない。坂道は丁度|張物板を西....
「鳴雪自叙伝」より 著者:内藤鳴雪
供らを殊更に追いまわした。 酒井雅楽頭は、新年になって上京した、私はその行列を
三条通りで見た、赤坂奴が大鳥毛の槍を振り立て拍子を取って手渡ししつつ練って行った....