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三業
「三業〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
三業の前後の文節・文章を表示しています。該当する8件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「道祖問答」より 著者:芥川竜之介
》の子と生れて、天台座主慈恵《てんだいざすじえ》大僧正の弟子《でし》となったが、
三業《さんごう》も修《しゅう》せず、五戒《ごかい》も持した事はない。いや寧《むし....
「雛妓」より 著者:岡本かの子
て敬愛していた旧家の長老のために、家先に香炉を備えて焼香した。多摩川に沿って近頃
三業組合まで発達した東京近郊のF――町は見物人の中に脂粉の女も混って、一時祭りの....
「魔法修行者」より 著者:幸田露伴
法に本尊を安置し、法壇を厳飾し、先ず一身の垢を去り穢を除かんとして浴室に入った。
三業純浄は何の修法にも通有の事である。今は言葉をも発せず、言わんともせず、意を動....
「般若心経講義」より 著者:高神覚昇
正念に空を観ずれば、無益の苦しみは免るべし」 というきわめて簡単な文句です。「
三業に悪を造らず」とは、身と口と意に悪いことをしないということです。「諸々の有情....
「縮図」より 著者:徳田秋声
いる有名な代議士の尽力で許可してもらい、かさかさした間に合わせの普請で、とにかく
三業地の草分が出来たのであった。まだ形態が整わず、組織も出来ずに、日露戦争で飛躍....
「社会時評」より 著者:戸坂潤
い筈であるが、今日の社会の実情から云えば、入学希望者が過剰なため、庶子や私生児や
三業者の子供がいけなかったり、資産や家の大きさまでが入学に関係したりしている、と....
「安吾人生案内」より 著者:坂口安吾
評を蒙るに至っていると満座で吊し上げを受けたそうだ。いかにぼッたか分るのである。
三業組合というようなところでは、待合芸者結束してボリ屋の一軒を吊し上げるという壮....
「雪柳」より 著者:泉鏡花
、川添の電車道を、向う斜めの異な横町へ入って行く。…… いきなり曲角の看板に、
三業組合と云うのが出ている。路地の両側の軒ごとに、一業二業、
三業の軒燈が押合って....