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三生
「三生〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
三生の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「三人の双生児」より 著者:海野十三
されたとしたら、これは常識からいっても所謂三つ子である。つまり丁寧にいえば三人の
三生児と呼ぶことが出来てもこれを三人の双生児とは呼ぶことはできないであろう。 ....
「断橋奇聞」より 著者:田中貢太郎
て七言絶句を書いた。 天仙なお人の年少を惜む 年少|安ぞ能く仙を慕わざらん 一語
三生縁已に定まる 錦片をして当前に失わしむること莫れ 世高はその詩を施十娘の店....
「令狐生冥夢録」より 著者:田中貢太郎
是に於て名山大沢|咸く霊あり。古廟叢祠|亦主者多し。蓋し以ふの如き者に至りては、
三生の賤士、一介の窮儒、左枝右梧するも、未だ児啼女哭を免れず。東塗西抹、命の蹇し....
「みみずのたはこと」より 著者:徳冨健次郎
る。梁川君の様な有象から無象に通う其「道」を不断に歩いて居る人は、過去現在未来と
三生を貫通して常住して居るので、死は単に此生態から彼生態に移ったと云うに過ぎぬ。....
「魔像」より 著者:林不忘
残った十七人だ」 「そこで?」 「拙者はこれから一生、いや、一生で足らずば二生も
三生もかかって、この十七人を順々に打ち取り、十七個の生首《なまくび》をずらり並べ....
「八犬伝談余」より 著者:内田魯庵
過ぐる処花空しく落ち 迷霧開く時銃忽ち鳴る 狗子何ぞ曾て仏性無からん 看経声裡|
三生を証す 犬塚信乃 芳流傑閣勢ひ天に連なる 奇禍危きに臨んで淵を測ら....