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三畳
「三畳〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
三畳の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「玄鶴山房」より 著者:芥川竜之介
《あざけ》ったりしていた。
或霜曇りに曇った朝、甲野は彼女の部屋になった玄関の
三畳に鏡を据え、いつも彼女が結びつけたオオル・バックに髪を結びかけていた。それは....
「十円札」より 著者:芥川竜之介
に電気ブランを飲んでいる。大友雄吉《おおともゆうきち》も妻子《さいし》と一しょに
三畳の二階を借りている。松本法城《まつもとほうじょう》も――松本法城は結婚以来少....
「或る女」より 著者:有島武郎
をわかちたく思った。で、椅子《いす》にかけたまま右後ろを向いて見ると、床板の上に
三畳|畳《たたみ》を敷いた部屋《へや》の一|隅《ぐう》に愛子がたわいもなくすやす....
「星座」より 著者:有島武郎
《しんえき》をすすりこんで中座した。
純次の部屋にあててある入口の側の独立した
三畳の小屋にはいってほっとした。母がつづいてはいってきた。丸々と肥えた背の低い母....
「婦系図」より 著者:泉鏡花
分の、と聞いて、まあ、と呆れたように莞爾して、忍んで段を上って、上り口の次の室の
三畳へ、欄干を擦って抜足で、両方へ開けた襖の蔭へ入ったのを、両人には気が付かずに....
「木の子説法」より 著者:泉鏡花
「――その年の残暑の激しさといってはありませんでした。内中皆|裸体です。六畳に
三畳、二階が六畳という浅間ですから、開放しで皆見えますが、近所が近所だから、そん....
「神鷺之巻」より 著者:泉鏡花
庫裡から、ここに准胝観世音の御堂に詣でた。 いま、その御廚子の前に、わずかに二
三畳の破畳の上に居るのである。 さながら野晒の肋骨を組合わせたように、曝れ古び....
「薄紅梅」より 著者:泉鏡花
だといって必ず賃銀の増加を強請る――馬方の通る町筋を、奥へ引込んだ格子戸わきの、
三畳の小部屋で。……ああ、他事ながらいたわしくて、記すのに筆がふるえる、遥々と故....
「伊勢之巻」より 著者:泉鏡花
はいはい、……」 身を起して背向になったが、庖丁を取出すでもなく、縁台の彼方の
三畳ばかりの住居へ戻って、薄い座蒲団の傍に、散ばったように差置いた、煙草の箱と長....
「悪獣篇」より 著者:泉鏡花
しい中に、夢から覚めたしるしぞ、と心嬉しく、明室の前を急いで越すと、次なる小室の
三畳は、湯殿に近い化粧部屋。これは障子が明いていた。 中から風も吹くようなり、....
「葛飾砂子」より 著者:泉鏡花
「今晩は。」 時に返事をしなかった、上框の障子は一枚左の方へ開けてある。取附が
三畳、次の間に灯は点いていた、弥吉は土間の処へ突立って、委細構わず、 「へい毎度....
「三枚続」より 著者:泉鏡花
でさ。しばらくすると、すッと障子を開けましたが、私が枕を持上げる時には、もう畳を
三畳ばかりすらすらと歩行いて来ました。 見ると婦人。 はてな、盗られる物はな....
「註文帳」より 著者:泉鏡花
りして出て来た。 襖の内には炬燵の裾、屏風の端。 背片手で密とあとをしめて、
三畳ばかり暗い処で姿が消えたが、静々と、十畳の広室に顕れると、二室越|二重の襖、....
「活人形」より 著者:泉鏡花
。と先に立ちて行く後より、高田も入りて見るに、壁の彼方にも一室あり。畳を敷くこと
三畳ばかり。「いいちょんの間だ。と高田がいえば、得三|呵々と打笑いて、「東京の待....
「まあまあ居士の弁」より 著者:浅沼稲次郎
現状はイギリスのそれによく類似して居るのではあるまいか。 私は、六畳、四畳半、
三畳三間の、深川のアパートにもう二十年も住んでいる。狭い上に訪客も多いので、疲れ....