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「三百諸侯〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

三百諸侯の前後の文節・文章を表示しています。該当する10件の作品を表示しています。
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右門捕物帖」より 著者:佐々木味津三
でありました。 しかし、そこへいくと、さすがに将軍さまはお大腹で、江戸八百万石三百諸侯旗本八万騎のご統領だけがものはございます。江戸錦が染め物の名やら、秀の浦....
右門捕物帖」より 著者:佐々木味津三
豆をはじめ幕閣諸老臣のこれに列座するのはもちろんのことで、一段下がったところには三百諸侯、それにつらなって旗本八万騎、それらの末座には今でいう警察官です。すなわ....
右門捕物帖」より 著者:佐々木味津三
たいへんでした。ひきつづきお跡参りと称して、紀、尾、水のご三家をはじめ十八松平に三百諸侯、それから老中|側《そば》御用人など要路の大官連ご一統のご参拝があるから....
旗本退屈男」より 著者:佐々木味津三
《はべ》らしているのは、少しお酔狂が過ぎるように思われますが、然るにも拘わらず、三百諸侯八万騎の直参旗本共が、おのれらよりも畜生を上座に坐らせられて、一向腹も立....
右門捕物帖」より 著者:佐々木味津三
になってのごあいさつですが、一方は六十二万石の将軍家ご連枝、こなたはまた六十余州三百諸侯の総取り締まりたる執権職なんだから、そのごあいさつの簡にして丁重、いんぎ....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
様――それは認めなければならない、同時に、徳川家に対してのみ承認すべきではない、三百諸侯が、大小となく、皆それぞれ相当の士を養って、おのおのの領土を安泰にし、そ....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
う段になると、それが今の慶喜を将軍職を奉還せしめた後、改めて政権の主座に置いて、三百諸侯みな現状維持の下に、つまり藩主を藩知事というものにして、それで、現状維持....
南国太平記」より 著者:直木三十五
。その時、お前が、斉彬の意を帯《たい》して、久光の後見をしてくれたなら、当家は、三百諸侯の中で、矢張り、ただ今の如く、重きを置かれるであろう――斉彬は、よく士を....
学問のすすめ」より 著者:福沢諭吉
、政府と人民との間柄にいたってはなおこれよりも見苦しきことあり。幕府はもちろん、三百諸侯の領分にもおのおの小政府を立てて、百姓・町人を勝手次第に取り扱い、あるい....
随筆 私本太平記」より 著者:吉川英治
か、こう遺言しておいたというんです。……これでは後世、足利家に男子のない場合は、三百諸侯から養子の来人もあるまいから、断絶になる。そんな時には、必ず水戸家の男子....