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三立
「三立〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
三立の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「出家とその弟子」より 著者:倉田百三
僧二、三に)もう話してもだめですからあちらに参りましょう。(立ち上がる) 僧二、
三立ち上がる。三人の僧行こうとする。 唯円 (僧一の衣を握る)なんとなされます?....
「浮雲」より 著者:二葉亭四迷
勢が入口に柱に靠着《もた》れて、空を向上《みあ》げて物思い顔……はッと思ッて、文
三立ち止まッた。お勢も何心なく振り反ッてみて、急に顔を曇らせる……ツと部屋へ入ッ....
「石狩川」より 著者:本庄陸男
とした。しかし、世話役どものさしずのようには動けないのだ。街道に出た邦夷らは、再
三立ちどまって待っていた。それに言い訳けするように、世話人は道を急がせた。
彼....
「旧聞日本橋」より 著者:長谷川時雨
合を言っておきたい。荒物屋の向っ角――あたしの家の筋向いに横っぱらを見せている、
三立社という運送店の店蔵は、元禄四年の地震にも残った蔵だときいていた。左横に翼が....
「ロザリオの鎖」より 著者:永井隆
したよ。ぼくらは原っぱを掘らされていた。何のために掘るのか知らされていない。ただ
三立方メートル掘れば一〇〇パーセントということだけ知らされていた。とにかく掘った....