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「三竿〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

三竿の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
ドグラ・マグラ」より 著者:夢野久作
謂、朝寝坊が起さるる時にして、数回に亘る呼び声に応答しつつ、又も熟睡に陥り、日|三竿に及びて蹶起して、今日は唯一回の呼声にて覚醒したりなぞ主張する事珍らしからざ....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
りほかはありますまい。 今朝に限っての朝寝昼寝を充分に保証された船の人も、日が三竿《さんかん》にもなって、相当の時が来れば、そうそういい気持で内職の船を漕いで....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
でも暁方《あけがた》になると神経が鎮《しず》まって、それから熟睡に落ちて、朝日の三竿《さんかん》に上る頃にやっと眼をさましました。こんなことは、いつもの習いです....
三国志」より 著者:吉川英治
ゃないか」 曹操の顔を見るや否や、董卓はそういって咎めた。 実際、陽はすでに三竿、丞相府の各庁でも、みなひと仕事すまして午の休息をしている時分だった。 「恐....