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三草
「三草〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
三草の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「黒死館殺人事件」より 著者:小栗虫太郎
悪魔教団に属していた毒薬業者の一団は、その三惑星の集合を、纈草・毒人蔘・蜀羊泉の
三草で現わしていて、その三つを軒辺に吊し、秘かに毒薬の所在を暗示していたと伝えら....
「妖怪学」より 著者:井上円了
」と三度唱え、一草よりまたはじめのごとく唱えて一草とり、また唱えて一草とり、以上
三草をもみて付くるときは、たちまち血とまること神のごとし。歌は一遍よみ、「あびら....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
勝目はないとしていたからだ。 その兵庫への道を、彼の落ちてゆく残軍は、裏丹波の
三草へとった。この道は寿永のむかし、源義経がひよどり越えを突いて出たときの間道で....
「随筆 新平家」より 著者:吉川英治
に、一巡したことがあるが、こんどは、京都から義経が進路とした亀山、篠山、小野原、
三草などのいわゆる丹波路の裏を歩いてみたい考えである。その進路だの、鵯越えの攻略....