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三衣
「三衣〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
三衣の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「東山時代における一縉紳の生活」より 著者:原勝郎
らしばしば異様の服装で外出をしたもので、嵯峨の先塋《せいえい》に詣ずる時などは、
三衣種子袈裟をもって行粧となしたとある。いかなる服装かまだ調べては見ないが、「十....
「寄席と芝居と」より 著者:岡本綺堂
紛上野初花」と云うことになっているが、黙阿弥は明治七年十月の河原崎座で「雲上野|
三衣策前」の名題のもとに同じ題材を取り扱っている。要するに「上野初花」は「雲上野....
「註文帳」より 著者:泉鏡花
絵を見るよう、衣の縞も見えて森閑と眠っている姿を覗くがごとくにして、立戻って、再
三衣桁にかけた上衣の衣兜。 しかもその左の方を、しっかと取ってお若は思わず、 ....
「チベット旅行記」より 著者:河口慧海
の心を正しゅうせんとする者はその容を正しゅうせよであるから、僧侶たる者はまず黄色
三衣を着けるが第一着である。お前も黄色の袈裟を着けるがよい」といわれた。その時分....
「鳴門秘帖」より 著者:吉川英治
。 鼠木綿の手甲脚絆も、一瞬の間に解きほぐし、斜めにかけた袈裟掛絡、胸に下げた
三衣袋、すべて手早くはずしてしまうと、次には平絎の帯、白の宗服、そッくりそこへ脱....