三角定規[語句情報] »
三角定規
「三角定規〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
三角定規の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「階段」より 著者:海野十三
乗降の客たちの邪魔にならぬ様、すこし階段の下に沿って奥へ引こむことにした。其処は
三角定規の斜辺についてすこし昇ったようなところで、僕の眼の高さと同じ位のところに....
「三角形の恐怖」より 著者:海野十三
に同じような時間に出向いて、あれから少しはなれた道路の上に、小さいセルロイド製の
三角定規を落して置きました。 細田氏は例の如く急ぎ足に出て来ましたが今日は少し....
「田端日記」より 著者:芥川竜之介
に浮かされているとでも思ったのだろう。このあとで僕の写真を見せたら、一体君の顔は
三角定規を倒にしたような顔だのに、こう髪の毛を長くしちゃ、いよいよエステティッシ....
「次郎物語」より 著者:下村湖人
姿勢になった。そのはずみに、筆入が床に落ち、鉛筆や、ペンや、メートル尺や、小さな
三角定規などが、がらがらと音を立ててあたりに飛び散った。 先生は、次郎を机から....
「少年連盟」より 著者:佐藤紅緑
器をとって戸口をまもったが、一夜はことなく明けた。 諸君が世界地図をひらくと、
三角定規の最長の一辺を左にしておいたような形の大陸が、右下にあるのに気がつくと思....