三角測量[語句情報] »
三角測量
「三角測量〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
三角測量の前後の文節・文章を表示しています。該当する8件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「雪の白峰」より 著者:小島烏水
眺めいたるところ、駒ヶ岳の絶巓《ぜってん》、地蔵の頭、間の岳、農鳥の絶頂なる、各
三角測量標を、歴々と発見いたし候」(七月十八日)、この時の感じは、何だか自分が観....
「槍ヶ岳第三回登山」より 著者:小島烏水
廓を見せる、嘉門次は穂高の方を頤でしゃくって「あれ行くずらえ」と教えた、穂高山の
三角測量標をここから見ると、一本の棒が立っているだけだ、「一本切りだ、風で※って....
「白峰山脈縦断記」より 著者:小島烏水
い地の底へ吸い込まれるようだ。 向って蝙蝠岳の残雪が、銀光りに輝いて、その傍に
三角測量標が、空を突いて立っている、間の岳(赤石山脈)は森に隠れて見えない、冷い....
「谷より峰へ峰より谷へ」より 著者:小島烏水
虚無の中をどこまでも突きぬけている。 私のいう西穂高岳へ出ると、ここに、もとは
三角測量標があったということであるが、今は奥穂高の方へ移されたので、石の断片ばか....
「地図をながめて」より 著者:寺田寅彦
百日から四百日はかかる。それに要する作業費が二三千円であるが、地形図の基礎になる
三角測量の経費をも入れて勘定すると、一枚分約一万円ぐらいを使わなければならない、....
「関牧塲創業記事」より 著者:関寛
るに、かかる山間なる僻地に既往を伴氏の実子と語る事あるの奇遇を感じたり。 七日、
三角測量吏吉村氏は※別山に三角台を建るが為めに来泊す。 此際道路新設にて、請負人....
「異質触媒作用」より 著者:寺田寅彦
りを入れ引掻き廻わし得られるところにある。このいたずらを利用したものの例としては
三角測量の際に遠方の三角点から光の信号を送るへリオトロープがあり、その他色々な光....
「越中劍岳先登記」より 著者:柴崎芳太郎
っての物種、給料には易えられぬといって応ずる者がありません、しかし是非とも同山に
三角測量を設けざるべからざる必要があるというのは、今日既に立山には一等測量標を、....