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三諸
「三諸〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
三諸の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「神州纐纈城」より 著者:国枝史郎
もうとしている。……愚かしいは迷信だ! 愚かしい迷信は捨てなければならない。あの
三諸山の神体は、角ある蛇だと云うではないか。あの常陸の夜叉大神は、男の陽物だとい....
「八ヶ嶽の魔神」より 著者:国枝史郎
た。胸には同じく珠をかけ、足には大口を穿いていた。だがその手に持っているものは、
三諸山の神体であった。 一一 教主の後から老女が続き、そのま....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
ったのがすなわち神社である――この故に三輪の神杉には神霊が宿る云々《うんぬん》。
三諸山《みもろやま》から吹いて来る朝風の涼しさに、勅使殿や切掛杉《きりかけすぎ》....
「万葉秀歌」より 著者:斎藤茂吉
恋ひ寝ねぬ朝明に誰が乗れる馬の足音ぞ吾に聞かする」(巻十一・二六五四)、「味酒の
三諸の山に立つ月の見が欲し君が馬の音ぞする」(同・二五一二)の例がある。 ....