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三身
「三身〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
三身の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「道祖問答」より 著者:芥川竜之介
く己《おの》が身の仏性《ぶっしょう》を観ずると云う意《こころ》じゃ。己が肉身は、
三身即一の本覚如来《ほんがくにょらい》、煩悩|業苦《ごうく》の三道は、法身般若外....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
》っているのであります。不思議なる哉《かな》、ほとんど師伝に依ることなき米友は、
三身三剣の奥の形《かた》が、立ちはだかって棒を構えたところ、そのままにおのずと備....
「連環記」より 著者:幸田露伴
るのが自然の法で、それが即ち菩薩なり仏なりなのである。弥陀の四十八願、観音の三十
三身、何様な苦労をしても、何様なものに身を為しても、一切世間を善くしたい、救いた....
「現代唯物論講話」より 著者:戸坂潤
いたと云っていいかも知れない。
フランス革命に於けるブルジョアジー(当時の「第
三身分」)のこの民主主義的自由は、当時のフランス其の他の一連の抑圧されたブルジョ....
「ノンシャラン道中記」より 著者:久生十蘭
間にしかるべき応急手段を廻《めぐ》らそうという魂胆《こんたん》。タヌは、|四分の
三身《トロワ・キャア》という仕立か外套に腕を通し運転用手袋《クーリスパン》をはき....
「仏教人生読本」より 著者:岡本かの子
くその自由さ適当さ、これが仏教にこなれた人の働きの理想であります。観音菩薩に三十
三身あるというのもその事で、三十
三身とは、数を約めた譬えで、実は人間の心の働きは....