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三輪山
「三輪山〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
三輪山の前後の文節・文章を表示しています。該当する9件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「古事記物語」より 著者:鈴木三重吉
わかりました。媛はその糸の伝わっている方へずんずん行って見ますと、糸はしまいに、
三輪山のお社にはいって止まっていました。それで、はじめて、お婿さんは大物主神でい....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
》が黒ずんでいるほかには人の影とては見えないのであります。 淡月《うすづき》は
三輪山の上を高く昇っているのに、河原はなんとなく暗い――涼しい風は颯《さっ》と吹....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
こで池田良斎も、日本の山岳と、神霊との間には、離るべからざる関係があって、大和の
三輪山あたりは、山そのものが神社になっているあたりから説き出して、修験道《しゅげ....
「大和路・信濃路」より 著者:堀辰雄
らしはいまでも悪くない。大和の平野が手にとるように見える。向うのこんもりした森が
三輪山《みわやま》あたりらしい。菜の花がいちめんに咲いて、あちこちに立っている梨....
「万葉秀歌」より 著者:斎藤茂吉
ある。そしていずれが歌として優るかを判断すべきである。 ○
三輪山をしかも隠すか雲だにも情あらなむ隠さふべしや 〔巻一・一八〕 額田王 こ....
「三輪の麻糸」より 著者:楠山正雄
になった大物主命は、後に大和国の三輪の山におまつられになりました。さて、その山を
三輪山というについて、こういうお話が伝わっています。 ある時大和国に、活玉依姫....
「安吾の新日本地理」より 著者:坂口安吾
っているが、この神社は拝殿があるだけで本殿はなく、否、建築としての本殿はないが、
三輪山という四百五十|米ぐらいの姿の美しい山全体が本殿であり御神体なのである。山....
「古寺巡礼」より 著者:和辻哲郎
う。これは人から伝え聞いた話で、どれほど確実であるかはわからないが、もとこの像は
三輪山の神宮寺の本尊であって、明治維新の神仏分離の際に、古神道の権威におされて、....
「古事記」より 著者:太安万侶
きませんが、天下のことをすつかり知つている神樣です。 御諸山の神 ――大和の
三輪山にある大神《おおみわ》神社の鎭坐の縁起である。―― そこで大國主の命....