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「三遊派〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

三遊派の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
寄席と芝居と」より 著者:岡本綺堂
無頓着で、この興行は大入り大当たりであった。原作者の円朝も頗る得意で、その一門の三遊派落語家数十名を率いて見物した。 ついでに記すが、この時の中幕は「箱根山曾....
随筆 寄席囃子」より 著者:正岡容
で幼少から男装していたため異人の少女にひとかたならず恋された話や、それらはすべて三遊派の宗家藤浦富太郎氏の参与していられた雑誌「鈴の音」へ、立花家橘之助その人の....
小説 円朝」より 著者:正岡容
引き移ってしまっている始末だった。 まだその上に、ここのところ圓生を宗家とする三遊派というものが、なぜかてんでその道での人気が目に見えてなくなってきていた。 ....
わが寄席青春録」より 著者:正岡容
き、この二つの伝統は不思議に今日といえども継承されている。大正末年には落語協会が三遊派的で、睦会の方が柳派的。現今では文治、文楽、志ん生らの落語協会が三遊派的で....
本所両国」より 著者:芥川竜之介
へはいった後も或親戚を尋ねるために度々「富士見の渡し」を渡って行った。その親戚は三遊派の「五りん」とかいうもののお上さんだった。僕の家へ何かの拍子に円朝の息子の....