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「三音〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

三音の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
国語音韻の変遷」より 著者:橋本進吉
七音を区別したが、平安朝においてはその中のかなり多くのものが他と同音に帰して二十三音を失い、六十四音になったが、一方、音便その他の音変化と漢語の国語化とによって....
旅愁」より 著者:横光利一
とですね。ですから僕は、ギリシアの文明は三角形から発展したに反して、日本の文明は三音からだと思うようにも単純になってるんです。あなたも一つ、新しい物理学の仮説を....
詩の原理」より 著者:萩原朔太郎
のないのを遺憾とする。 尚、五七音中に於ける小分の句節(例えば五音の小分された三音二音)は、法則の外に置かれる自由のもので、この組合せを色々にすることから、特....
挿話」より 著者:徳田秋声
て、電報を道太に渡した。 道太はまたかと思って、胸がにわかに騒いだ。 電文は三音信ばかりあった。「リツコジウビヨウビヨウメイミテイダイガクヘニウインシタアト....
野草雑記・野鳥雑記」より 著者:柳田国男
いのである。これは統計の上にも多分現れることと思うが、今まで最も普通であったのは三音節、クサの語を下に添えて五字の一句をなすもの、次には一つのテニヲハの余地を存....
野草雑記・野鳥雑記」より 著者:柳田国男
磨郡の五木では、終日雨の旅宿で鶯の声ばかり聴いて暮したことがあったが、ホケキョと三音に鳴くのは二十回に一度くらいなもので、普通はきまって四声ずつ続けていた。時鳥....