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「三顧〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

三顧の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
三国志」より 著者:吉川英治
武を論ぜんに、誰か天下に肩をならべる者やある。それを、たった一人の農夫に対して、三顧の礼を尽すなど、実に、愚の至りというべきだ。孔明を招くには、一条の麻縄があれ....
三国志」より 著者:吉川英治
耳にも聞えてくるほどであった。 「――亮、乱世ニ生レテ、身ヲ農迹ニ隠ス所ニ、先帝三顧ノ恩ヲウケ、孤子ヲ託スルノ重キヲ被ル。是ニヨリテ、不才、犬馬ノ労ヲ尽シ、貔貅....
三国志」より 著者:吉川英治
処ニカ尋ネン 錦管城外 柏森々 階ニ映ズ 碧草自ラ春色 葉ヲ隔ツ黄※ 空シク好音三顧|頻繁ナリ 天下ノ計 両朝|開濟ス 老臣ノ心 師ヲ出シテ未ダ捷タズ 身|先死....
私本太平記」より 著者:吉川英治
悖ることはないでしょう。今日は足立源五、主命にちかって参ったのです。かくのごとく三顧の礼に倣ってお願いをかさねまする」 「はははは」 時親は、喉ぼとけを転がし....
黒田如水」より 著者:吉川英治
わたっている話である。 その事を、むかし漢土において、劉玄徳が孔明の廬を叩いた三顧の礼になぞらえて、 (羽柴筑前の熱心は、ついに臥龍半兵衛を、自己の陣営へひき....