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上がり場
「上がり場〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
上がり場の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「戯作三昧」より 著者:芥川竜之介
はない。風呂の中で歌祭文《うたざいもん》を唄《うた》っている嚊《かかあ》たばね、
上がり場で手拭《てぬぐい》をしぼっているちょん髷本多《まげほんだ》、文身《ほりも....
「眉かくしの霊」より 著者:泉鏡花
と声を掛けておいて、待ち構えた湯どのへ、一散――例の洗面所の向うの扉を開けると、
上がり場らしいが、ハテ真暗である。いやいや、提灯が一燈ぼうと薄白く点いている。そ....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
お湯殿|普請などいそがせておりまする」 「はて、何でお湯殿を?」 「思いますに、
上がり場の板を、踏めば落ちるような造作にしておき、主上|臨幸のせつ、陥れたてまつ....