上げ舵[語句情報] » 上げ舵

「上げ舵〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

上げ舵の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
怪夢」より 著者:夢野久作
官や同僚たちの、迷信じみた心配に対する単純な反感から、思い切ってこうした急角度の上げ舵《かじ》を取ったのであった。……そんな事で戦争に行けるか……という気になっ....
踊る地平線」より 著者:谷譲次
白砂・かがやくうんも。 地形に変化が多いと機は動揺する。それを逃げて一段たかく上げ舵をとった時、私たちの下にまんまんたる青い敷物があった。 ドウヴァ海峡だ。....
空飛ぶ悪魔」より 著者:酒井嘉七
疑もなく琵琶湖の真中だ。 「沙里子さん。下は水だ」 こう叫ぶと、私は、ぐい、と上げ舵を取った。 「では、清川さんは……」 彼女の声が受話器を通じて聞える。私....