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上半期
「上半期〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
上半期の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「夜明け前」より 著者:島崎藤村
挺の鉄砲と二頭の騎馬とで、その身を護ることを考えねばならなくなったのだ。 毎月
上半期を半蔵の家の方で、下半期を九太夫方で交替に開く問屋場は、ちょうどこちらの順....
「労働者農民の国家とブルジョア地主の国家」より 著者:宮本百合子
るのに反して、ソヴェト同盟の社会主義建設は、巨大な成果を収めつつある。一九三二年
上半期の成果は次の統計を示している。 本年度 前年度 国有....
「世界の一環としての日本」より 著者:戸坂潤
あるが、却って堅実な弾力を見せて来たと見ていいようだ。一九三四年の末から三五年の
上半期にかけてそういう調子が見られたと一般に云われている。「社会」関係の書物が満....
「明治劇談 ランプの下にて」より 著者:岡本綺堂
ったとみえて、その後は開会の通知もなく、結局自然消滅になった。 明治二十八年の
上半期において、最もわたしの記憶にのこっているのは、赤坂の演伎座における団十郎門....
「書を愛して書を持たず」より 著者:小川未明
誌を戦闘の機関としなかったものはなかったからです。 東京堂月報に拠ると昭和八年
上半期の新刊書数は、実に二千四百余種に達しています。これに後半期を入れて一ヶ年に....
「一九三七年を送る日本」より 著者:戸坂潤
その急上昇であり、そしてその曲線は跳ね上ったまま恐らく年を見送るだろう。だが之を
上半期と下半期とに区別して見ると、その間には大きな相違がある。一体昨年(一九三六....