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「上宮太子〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

上宮太子の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
神神の微笑」より 著者:芥川竜之介
》は、円光のある黒人《こくじん》ではありません。優しい威厳《いげん》に充ち満ちた上宮太子《じょうぐうたいし》などの兄弟です。――が、そんな事を長々と御話しするの....
日本楽器の名称」より 著者:寺田寅彦
れた説もある。そうかと思うと『源氏物語』や『続世継』などに尺八の名があり、さらに上宮太子が尺八を吹かれたという話がある、シナには唐あたりの古いところにもとにかく....
夢は呼び交す」より 著者:蒲原有明
それで事はすっかり明白になった。いや、維新変革の後八年。ちょっと待てよ。それでは上宮太子御生誕後幾年になる。」 これには鶴見も途方にくれている。傍に一冊の年表....
赤坂城の謀略」より 著者:国枝史郎
思い立ちたる事由を審さに述べたるのち、虔ましく居ずまいを正し、「承わりますれば、上宮太子|厩戸皇子様、百王治天の安危を勘え、日本一州の未来記を認め、この寺院に秘....
古寺巡礼」より 著者:和辻哲郎
。そうしてそれは、やがて結論として中宮寺観音をつくり出すような生活なのであった。上宮太子の作と称せられる憲法が極度に人道的であるのもまた偶然ではない。 がこれ....
私本太平記」より 著者:吉川英治
て、内見をゆるされ、今朝、秋ノ坊の別当とお館とただお二人ぎりで、斎戒沐浴のうえ、上宮太子の御霊屋にて、そっと拝覧を給わったものだ。……いや、まだこれでも、よう解....