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上将軍
「上将軍〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
上将軍の前後の文節・文章を表示しています。該当する8件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「旗本退屈男」より 著者:佐々木味津三
加《みょうが》にござります」 「ならば行けッ。無役なりとも天下お直参の旗本じゃ。
上将軍よりのお手判《てはん》お差紙《さしがみ》でもを持参ならば格別、さもなくばた....
「旗本退屈男」より 著者:佐々木味津三
、その傷もって天上御政道を紊す輩あらば心行くまで打ち懲らせ、とまでは仰せないが、
上将軍家御声がかりの直参傷じゃ。当屋敷うちに、誰袖源七の幽霊がおる筈、のちのちま....
「旗本退屈男」より 著者:佐々木味津三
う文字でした。 只の品ではない。八万騎旗本が本来の面目使命は、一朝有事の際に、
上将軍家のお旗本を守り固めるのがその本務です。井伊、本多、酒井、榊原の四天王は別....
「旗本退屈男」より 著者:佐々木味津三
ウフフ。十郎次、ちと痛そうじゃな。その態は何のことぞ。それにても一朝事ある時は、
上将軍家の御旗本を固むる公儀御自慢の八万騎と申されるかッ。笑止者めがッ。慈悲をか....
「ファウスト」より 著者:ゲーテヨハン・ヴォルフガング・フォン
給え。
メフィストフェレス
なに。勝つのはあなたです。
こん度はあなたが
上将軍だ。
ファウスト
「それが己に適当な高座だろうよ。」
まるで知らな....
「三国志」より 著者:吉川英治
たが」 「孫礼の人物を知るものはないか」 「されば彼は、魏王にも重んぜられている
上将軍です」と、むかし魏にいて精通していた一将が話した。 「かつて魏王が大石山に....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
の鬨の声にあわせて、三条河原の空でも、わああっと、武者の諸声がわきあがっていた。
上将軍の陣であった。 大将軍義貞のほかに、後醍醐の一ノ宮、中務尊良親王が、上将....
「年中行事覚書」より 著者:柳田国男
を承わらぬのは物足らず思う。武州比企郡高坂村大字|岩殿の岩殿観音の寺伝に曰く、坂
上将軍東征の時、この御堂の前に通夜し悪龍を射斃したことがある。頃しも六月の始め、....