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上帝
「上帝〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
上帝の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「奇怪な再会」より 著者:芥川竜之介
ふくぎぶんおうしゅうこうこうし》の四大聖人の画像だった。
「惟皇《これこう》たる
上帝《じょうてい》、宇宙の神聖、この宝香《ほうこう》を聞いて、願《ねがわ》くは降....
「少年」より 著者:芥川竜之介
の天井へ背《せい》の高い頭をぶつけそうになった。しかし一身の安危《あんき》などは
上帝《じょうてい》の意志に任せてあるのか、やはり微笑を浮かべながら、少女との問答....
「四条畷の戦」より 著者:菊池寛
有名な話がある。 「正行なかりせばいと口惜しからましに、よくこそ計ひつれ」と後村
上帝が賞讃し、内侍を正行に賜らんとした。すると正行は、 「とても世に、ながらふべ....
「運命」より 著者:幸田露伴
象|昭して昏き無しの境に入れるを看るべし。又|其の克畏の箴を読めば、あゝ皇いなる
上帝、衷を人に降す、といえるより、其の方に昏きに当ってや、恬として宜しく然るべし....
「柳毅伝」より 著者:田中貢太郎
さっきここを出てから、巳の時に※陵へ行って、午の時に戦って、帰りに九天へ行って、
上帝にその訳を訴えてきました」 「どれくらい殺した」 「六十万」 「稼を傷うたか....
「陸判」より 著者:田中貢太郎
訣れる時がきた」 そこで細君が訊いた。 「何所へ往きます」 朱は言った。 「
上帝の命を受けて、大華卿となって、遠くへ往くから、事務が煩わしいうえに途も遠いの....
「水莽草」より 著者:田中貢太郎
、それから往来するようになったのであった。 一日、祝は児夫婦を傍へ呼んだ。 「
上帝が、わしが人世に功があると言われて、わしを四|涜牧龍君にしてくれたので、これ....
「中国怪奇小説集」より 著者:岡本綺堂
は、陳もその交際が面倒になって来ました。そこで、ある道士にたのんで、訴状をかいて
上帝に捧げました。鬼の退去を出願したのです。 すると、その翌日、鬼は大きい声で....
「踊る地平線」より 著者:谷譲次
去と未来を同時に呼吸する群」であろう! いまだにニコライ・ロマノフの写真を飾って
上帝に十字を切る一団、北東の秘密活動本部をここへおく第三国際の宣伝員、すべての主....
「カラマゾフの兄弟」より 著者:ドストエフスキーフィヨードル・ミハイロヴィチ
自己の立っている土台石、すなわち根本の基礎のうち一物をも譲歩することを得ずして、
上帝自身によっていったん固く定められかつ示された究極の目的に向かって進むよりほか....
「ジャン・クリストフ」より 著者:豊島与志雄
受けていた。ただヨハン・セバスチアン・バッハのみは、「誤って新教徒になった者」と
上帝から認められ、その慈悲によって特赦を受けていた。 サン・ジャック街の殿堂で....
「岷山の隠士」より 著者:国枝史郎
な」 すぐに李白はこう思った。 「道教の方で申しますと、天は百神の君だそうで、
上帝、旻天、皇天などとも、皇天
上帝、旻天
上帝、維皇
上帝、天帝などとも、名付けるそ....
「ローマ法王と外交」より 著者:国枝史郎
僧正を遣わしてその式に列せしめ斯う云わしめた。 「今オットー一世先王の遺旨により
上帝の命に従い、全国の貴族に選ばれて、汝等の王となった。汝等異議なくば右手をあげ....
「父の墓」より 著者:岡本綺堂
らず、女児のすなる仏いじりに日を泣暮す者にあらず。われは罪なき父の霊の、恵ふかき
上帝の御側に救い取られしを信じて疑わず、後世安楽を信じて惑わず、更に起って我一身....
「欧米各国 政教日記」より 著者:井上円了
曰く、近年学術の進歩に従い、自然にその影響を人心の上に及ぼし、人をしておのずから
上帝の在否、未来の有無を疑わしめたるは、その第一原因なり。毎日曜に寺に詣し、礼拝....