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上昇
「上昇〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
上昇の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「宇宙の始まり」より 著者:アレニウススヴァンテ
、この距離でほとんど円形の軌道を描きながら運行する。この関係はあたかも、空気中を
上昇する軽い物体が、その周囲が自分と同じ比重であるようなところへ来て初めて落ち付....
「最終戦争論」より 著者:石原莞爾
その水素に酸素を加えると、これがすばらしい動力資源になる。従って飛行機でそこまで
上昇し、その水素を吸い込んでこれを動力とすれば、どこまでも飛べる。そして降りると....
「演技指導論草案」より 著者:伊丹万作
当事者間には激しい精神の交渉、切磋、琢磨がつづけられ、無言のうちに指導効果が刻々
上昇して行くといった形において想像される。 このことは一見わらうべき精神主義的....
「恐怖の口笛」より 著者:海野十三
一同はいつまでも空を見上げていた。 航空港からは、直ちに速力の速い旅客機と
上昇力に富んだ練習機とが飛び上って、気球捜査に向ったという報告があった。それを聞....
「海底大陸」より 著者:海野十三
っことすと、一機また一機、くるりと翼さばきもあざやかに、機首を上にたてなおして、
上昇していくのだった。 爆弾は、まださかんに海面に炸裂をつづけている。 どど....
「怪星ガン」より 著者:海野十三
…航行不能におちいった、どこの故障なるや解くことをえず。艇および艇内気温異様に急
上昇す、室温摂氏三十五度なり。乗員裸となる。二等運転士|佐伯、怪星を前方に発見す....
「火星探険」より 著者:海野十三
たたり、まるで油坊主のようであった。 「……高度五百メートル、六百メートル。少し
上昇していきます」 いつ、元の双眼鏡へ戻ったか、山木が元気な声で叫んだ。 と....
「宇宙の迷子」より 著者:海野十三
いようにたくみに設計されているのであった。 だから宇宙艇カモシカ号がまっすぐに
上昇しようと、水平方向にとぼうと、あるいはまた宙がえりをしようと、操縦席はいつも....
「宇宙戦隊」より 著者:海野十三
長は、陽やけした黒い顔の中から、大きな目をむく。 「へんだなあ。まるで飛行機で急
上昇飛行を始めると、G(万有引力のこと)が下向きにかかるが、あれと同じようだな」....
「火星兵団」より 著者:海野十三
どろきが、そこに待っていた。火星のボートは、今や地上を離れて、大空高く、ずんずん
上昇して行くのだった。
はるか下の方には、中空からのまぶしい光に照らし出されて....
「怪塔王」より 著者:海野十三
、怪塔ロケットが上むきになったままガスをとめたので、ロケットはその重さでだんだん
上昇速力がおちてきたのです。おそらくロケットは、やがてくるりと一転して下向きにな....
「火葬国風景」より 著者:海野十三
のような暖かさは不思議だった。ところがいま急に熱くなって来たのでこの異様な温度の
上昇に気がついたというわけだった。 「何が始まったのだろう?」 と思ううちに、....
「雷」より 著者:海野十三
その夏で一番物凄い大雷雨の襲うところとなった。それは御坂山脈のあたりから発生した
上昇気流が、折からの高温に育まれた水蒸気を伴って奔騰し、やがて入道雲の多量の水分....
「霊訓」より 著者:浅野和三郎
さるる一対の男女は、趣味と能力とが一致して居り、互いに扶け合いつつ、進歩の階段を
上昇することのできる人達である。われ等には霊的教育がすべてである。従って進歩の所....
「私の履歴書」より 著者:井上貞治郎
ある。 大正三年七月、第一次大戦が突発、戦乱が進展するにつれて、景気はにわかに
上昇した。私の仕事もようやく波に乗り、マツダランプの箱がウラジオからロシアへぐん....