上東門[語句情報] »
上東門
「上東門〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
上東門の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「中国怪奇小説集」より 著者:岡本綺堂
醒雑志) 紅衣の尼僧 唐の宰相の賈耽が朝よりしりぞいて自邸に帰ると、急に
上東門の番卒を召して、厳重に言い渡した。 「あしたの午ごろ、変った色の人間が門に....
「連環記」より 著者:幸田露伴
などと云われれば、大層好いようだが、実は為うこと無しの借家住いで、長い間の朝夕を
上東門の人の家に暮していた。それでも段々年をとっては、せめて起臥をわが家でしたい....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
でインドに往き在留二十五年で帰った時、奉仏兼大婬で高名な則天武后|親《みずか》ら
上東門外に迎えたほどの傑僧で、『寄帰内法伝』は法師がかの地で目撃した所を記した、....
「髷」より 著者:上村松園
髪の末が四、五寸くらい畳を這うのを普通としていたのである。 宇治大納言物語に、
上東門院のお髪のながさ御身丈より二尺なおあまれりとあるが、そのお方の御身長の程は....