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上板
「上板〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
上板の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「渾沌未分」より 著者:岡本かの子
小初は、跳ね込み台の櫓の
上板に立ち上った。腕を額に翳して、空の雲気を見廻した。軽く矩形に擡げた右の上側は....
「鞄らしくない鞄」より 著者:海野十三
は「葛飾《かつしか》区新宿二丁目三八番地松山」が出したものであり、後者は「板橋区
上板橋五丁目六二九番地杉田」が出したものであった。それらの番地を当ってみたところ....
「書斎を中心にした家」より 著者:宮本百合子
に瓦斯ストーブ、コンロ、アメリカ辺でやっているように、平常は調理台に使う卓子の、
上板をはねると、洗濯桶《ワッシングタブ》になっているのも、重宝でしょう。この卓子....
「盗まれた手紙」より 著者:佐々木直次郎
いるのをご覧になったことのある、あの細い、長い針で探ってみました。テーブルからは
上板を取りのけてみました。 「なぜそんなことを?」 「テーブルや、それに似たよう....
「早耳三次捕物聞書」より 著者:林不忘
》んだりして眺めていたが、やにわに台の下を覗き込んだ。 その、一寸ほど出張った
上板の右の裏に、こってりと伽羅油の固まりが塗ってある。冬分のことだから空気が冷え....