上火[語句情報] » 上火

「上火〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

上火の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
雪中富士登山記」より 著者:小島烏水
ようになって、金光ちらりと黒砂に燃え落ちる、黒砂の一線、天に向って走るところ、頂上火口の赭《あか》禿《は》げた土は、火を翳《かざ》したように眩《まば》ゆくなる。....
海野十三敗戦日記」より 著者:海野十三
戒警報は夜に入るもとけず。 帝都に入ったのは三、四編隊にすぎなかったが、わが地上火器は盛んに射った。あんなに射って弾丸がなくなりはしまいかと思う位に。 ◯情報....
火星の魔術師」より 著者:蘭郁二郎
なのにそれが自然に遊離しているからには植物があるに違いない――というわけさ、その上火星の夏には青々としていた所が、秋になると次第に黄ばんで来る、これは其処に植物....
日本天変地異記」より 著者:田中貢太郎
び地震のために発したる大火災に遭遇して、吾吾日本人は世界の地震帯に縁取られ、その上火山系の上に眠っているわが国土の危険に想到して、今さらながら闇黒な未来に恐怖し....
私の履歴書」より 著者:井上貞治郎
家は当時すでに一に小曾根、二に座古清といわれるほどの兵庫きっての資産家で、帝国海上火災の代理店をしており、家業としては片手間に石炭問屋をやっている程度であった。....