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上田
「上田〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
上田の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「ゆず湯」より 著者:岡本綺堂
左衛門さんの方でもこの兄妹の顔をみれば打ち解けて話などをしていた。 もう一人は
上田屋という貸本屋の主人であった。
上田屋は江戸時代からの貸本屋で、番町一円の屋敷....
「海野十三敗戦日記」より 著者:海野十三
九月十日 ◯朝顔を見るのがたのしみ。きょうはくれないとの二つ。 ◯長野新聞の
上田氏の雑誌に科学小説「青い心霊」を書くことになり、かきはじめた。二百枚の予定に....
「幽霊妻」より 著者:大阪圭吉
出しになって、 「明日から二、三日、学校の方を休みたいと思うから、これを早稲田の
上田さんへお届けして、お願いして来てくれ」 とおっしゃるのでございます。
上田様....
「綺堂むかし語り」より 著者:岡本綺堂
左衛門さんの方でもこの兄妹の顔をみれば打ち解けて話などをしていた。 もう一人は
上田屋という貸本屋の主人であった。
上田屋は江戸時代からの貸本屋で、番町一円の屋敷....
「猿飛佐助」より 著者:織田作之助
いたのである。 それから一月ばかりたったある日のことである。 「工夫に富める」
上田の城主、真田幸村は三好清海入道はじめ、三好伊三、穴山、望月、海野、筧等六人の....
「『新訳源氏物語』初版の序」より 著者:上田敏
きびした遒勁の口語脈に変じたことを喜ぶ。この新訳は成功である。 明治四十五年一月
上田敏....
「夢は呼び交す」より 著者:蒲原有明
たこの地に戻って来て見れば、そのあたりはすっかり様子が違っている。その家の主人は
上田といった。それから二十五、六年は立つ。
上田さんも存命であらばよほどの高齢と思....
「鼠」より 著者:岡本綺堂
旅かせぎに出ました。まず振出しに八王子から甲府へ出まして、諏訪から松本、善光寺、
上田などを打って廻り、それから北国へはいって、越後路から金沢、富山などを廻って岐....
「詩語としての日本語」より 著者:折口信夫
いる鍵をもって、象徴詩を開いたものと思い違えていたこともあったのである。その当時
上田敏さん等の仲間で、蒲原氏の創作詩の解き難い部分をふらんすを考えるのは、第一国....
「木曽の怪物」より 著者:岡本綺堂
ノ坊さんに怪我でも為せては大変ですと、無理に抑留める。で、其の人の云うには、私は
上田の鉄物商兼|研職で、商売用の為め今日ここを通ると、アノ坊さんが大きな毛鑷を引....
「卵塔場の天女」より 著者:泉鏡花
それは東海道横浜にござった、葛原(八郎の母方の姓)の妹娘の骨を入れて、――仲仙道
上田にござる姉娘がの、去年供養に見えた一具じゃが、寺で葬るのに墓を穿った時よ。私....
「妖怪玄談」より 著者:井上円了
動を生ぜざらしめんと欲せば、いまだ一回も経験せざるものにおいてすべし。 また、
上田某氏の報知によるに、老人たちにて試むるよりは、少年輩にて試むる方、効験ありと....
「妖怪漫談」より 著者:岡本綺堂
話に作られている。支那でもかの『西湖佳話』のうちにある雷峰怪蹟の蛇妖のごときは、
上田秋成の『雨月物語』に飜案された通りであるが、比較的に妖麗な女に化けるというの....
「斎藤緑雨」より 著者:内田魯庵
れに転居した頃までは緑雨はマダ紳士の格式を落さないで相当な贅をいっていた。丁度|
上田万年博士が帰朝したてで、飛白の羽織に鳥打帽という書生風で度々遊びに来ていた。....
「南半球五万哩」より 著者:井上円了
軍の襲来を聞かず。 五月一日、晴れ。早朝汽車に駕して、ブリズベーン市に至る。途
上田野を一望するに、概して赤土荒原にして、殺風景を極むるが、すべて牛馬の牧場なり....