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上職
「上職〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
上職の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「工場細胞」より 著者:小林多喜二
りながら、 ――どうしたんです。 ――どうした? 太え野郎だ。 然しそれ以
上職長にはどうにも出来なかった。「うらめし」そうに踏みにじられた紙片を見ながら、....
「思想と風俗」より 著者:戸坂潤
くするものとして特に他の群から区別するという意味は持っていない。背広を着ている以
上職人でも丁稚でもないことは明らかだが、併し別に自分はサラリーマンであって官吏で....
「五ヵ年計画とソヴェト同盟の文化的飛躍」より 著者:宮本百合子
などが快活に花園をかこんで窓々を開いている。男女の学生、未来の技師たちは、五年以
上職場にいたものに限られている。 ロストフ市の郊外に新しくプロレタリア文化の壮....
「新しい文学の誕生」より 著者:宮本百合子
は、一つの恋愛小説をよめば、まざまざとしている。二十四時間を、八時間から九時間以
上職場にしばられ、千八百円でしめつけられつつ家族の生活をみている正直な勤労者の青....
「巴里祭」より 著者:岡本かの子
で若し本当に生活に身を入れ出したら、生活それだけで日々の人生は使い尽される。その
上職業とか勉強とかに振り分ける余力はない。新吉はすっかり巴里の髄に食い入ってモン....
「死者の書」より 著者:折口信夫
街路も、人通りも、唯、物として通り過ぎるだけであった。 南家で持って居た藤原の氏
上職が、兄の家から、弟仲麻呂―押勝―の方へ移ろうとしている。来年か、再来年の枚岡....