上船[語句情報] »
上船
「上船〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
上船の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「十二支考」より 著者:南方熊楠
謬《あやま》ったのだ。文禄五年筆『義残後覚《ぎざんこうかく》』四に、四国遍路の途
上船頭が奇事を見せんという故蘆原にある空船に乗り見れば、六、七尺長き大蛇水中にて....
「踊る地平線」より 著者:谷譲次
開始した。検疫を迎える小梯子の周囲は、黄色い旗をかざした水上警察艇と、一刻も早く
上船しようとする土人の両替舟とで、水の見えないほど詰っている。白い袴をはいて頭髪....
「踊る地平線」より 著者:谷譲次
ng Woo。』 『Well, 俺は呪われた。その支那的ロン・ウウがまた何の用で
上船しようてんだ。HEY?』 『船商人――旦那?』 『いよいよ俺は呪われた。何を....
「宝島」より 著者:佐々木直次郎
、船尾の方へくるりと向を変えて、広い甲板のところへ出て来ると、ちょうど折よく、風
上船首へと走ってゆくハンターとリヴジー先生とに一緒になった。 そこには船員がす....
「潜航艇「鷹の城」」より 著者:小栗虫太郎
浬の海上で拿捕されました」 こうして、犬射が語りだす遭難の情景を、作者は、便宜
上船内日誌を借りることにする。 本船は横浜|解纜の際、以前捕鯨船の砲手であった....
「梟啼く」より 著者:杉田久女
泣き出した…… 真夜中船が八重山沖を過ぎる頃は弟の病状も険悪になって来た。その
上船火事が起って大騒ぎだった。大洋上に出た船、而かも真夜中の闇い潮の中で船火事な....
「西航日録」より 著者:井上円了
上る。 四月二十四日、早朝へースティングズを発し、ドーバー(Dover)港より
上船。海上風つよく波荒く、これに加うるに雨はなはだし。船体の動揺一方ならず、余は....