上荷[語句情報] » 上荷

「上荷〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

上荷の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
みみずのたはこと」より 著者:徳冨健次郎
人に頼み、代々木新町の古道具屋で建具の古物を追々に二枚三枚と買ってもらい、肥車の上荷にして持て来てもろうて、無理やりにはめた。次の六畳の天井は、煤埃にまみれた古....
小春の狐」より 著者:泉鏡花
の目の前に揺り出した。成程違う。 「松露とは、ちょっと、こんなものじゃ。」 と上荷の笊を、一人が敲いて、 「ぼんとして、ぷんと、それ、香しかろ。」 成程違う....
草迷宮」より 著者:泉鏡花
お使いで、綿を大いこと買うて来たが、醤油樽や石油缶の下積になっては悪かんべいと、上荷に積んであるもんだ。喜十郎旦那が許で、ふっくりと入れさっしゃる綿の初穂へ、そ....
霧陰伊香保湯煙」より 著者:三遊亭円朝
お助け申す人があって御無事で在らっしゃるんだ」 市「イヤ何うだ、彼の時に私が筏の上荷拵えをして居た処へ、山の上から打ち落ちて来た婦人が藤蔓の間へ引懸って髪の毛エ....
平賀源内捕物帳」より 著者:久生十蘭
。 菱垣番船《ひしがきばんせん》、伏見《ふしみ》の過所船《かしょぶね》、七村の上荷船《うわにぶね》、茶船、柏原船、千石、剣先《けんさき》、麩粕船《ふかすぶね》....