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上葉
「上葉〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
上葉の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「土曜夫人」より 著者:織田作之助
中にまぎれ込んでいるはずだ。ひとりぽつりと行列からはなれて、手巻きの、三分の一以
上葉が抜けたような煙草を吸ったりしないはずだ。 その男――北山正雄は大阪のある....
「古代国語の音韻に就いて」より 著者:橋本進吉
変ります。これと同じような現象が「へ」にも見られる。「うへ」(上)が「うはば」(
上葉)になる。「メ」も「マ」になります。「天《アメ》」が「天《アマ》」になる。こ....
「艸木虫魚」より 著者:薄田泣菫
仲のいい友達を一人失くした哀しみを抱きながら、雨蛙はぐしょ濡れになって、無花果の
上葉から下葉へと飛び下りました。 そこには皺くちゃな蟇蛙がいて、待っていたよう....
「書記官」より 著者:川上眉山
ね。おう奇麗だ。と話を消してしまいぬ。 名にし負える荻はところ狭く繁り合いて、
上葉の風は静かに打ち寄する漣を砕きぬ。ここは湖水の汀なり。争い立てる峰々は残りな....
「植物一日一題」より 著者:牧野富太郎
まち化して鰻になるとまことしやかに書かれている。 ヤマノイモもナガイモも共に蔓
上葉腋にいわゆるムカゴ一名ヌカゴすなわち零余子ができる。今これを採り集めて植える....
「春の大方山」より 著者:木暮理太郎
俣や茶などもお国柄だけあって諸所に植えてある、茶には冬季の寒さが強すぎたかして、
上葉が大分枯れていた。 昨夜の雨は裾野の高みでは雪であったらしく、茅戸には新ら....