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下品下生
「下品下生〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
下品下生の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「源氏物語」より 著者:紫式部
りの物音も遠く離れた所で聞いている紫の女王以外の夫人たちは、極楽世界に生まれても
下品下生の仏で、まだ開かない蓮の蕾の中にこもっている気がされた。まして離れた東の....
「雪の宿り」より 著者:神西清
いておったあの咄々とした御音声が、いまだに耳の中で聞えている。そもそも俺のような
下品下生の男が、実理を覚る手数を厭うて空理を会そうなどともがき廻るから間違いが起....
「賤民概説」より 著者:喜田貞吉
善の業を具している程のものでも、死ぬる時に善知識に遇うて妙法を聞き、念仏すれば、
下品下生の極楽へは生れる事が出来るとさえ説いているのである。極楽往生の為には神を....