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「下巻〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

下巻の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
予が半生の懺悔」より 著者:二葉亭四迷
トエフスキー、ガンチャロフ等を学び、主にドストエフスキーの書方に傾いた。それから下巻になると、矢張り多少はそれ等の人々の影響もあるが、一番多く真似たのはガンチャ....
支倉事件」より 著者:甲賀三郎
相を記録いたして居りまして、上巻だけは既に脱稿いたし、中巻は近日脱稿いたす筈で、下巻の脱稿には尚一ヵ月を要する由でありますから、右記録が全部脱稿致します迄、公判....
読書法」より 著者:戸坂潤
明教授が東北帝大社会学研究室を動員して出版した『イデオロギーの系譜学』(上巻)(下巻は別名で出ている)は、世間であまり沢山は読まれなかったようだが、尊重すべき業....
死までを語る」より 著者:直木三十五
まあ、何んなものか、諸君はやってみて、その困難さを知るがいい。 上巻は出たが、下巻は出ぬ。下巻が出るまで待つ訳に行かぬから又、読んでは書いたが、下巻へかかって....
石狩川」より 著者:本庄陸男
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映画芸術」より 著者:寺田寅彦
々木能理男・飯島正、前衛映画芸術論。 映画科学研究、第八|輯。 新撰映画脚本集、下巻。 以上ただ手に触れるに任せて一読しただけのものを並べたに過ぎない。すべてが....
『吾輩は猫である』下篇自序」より 著者:夏目漱石
「猫」の下巻を活字に植えて見たら頁《ページ》が足りないから、もう少し書き足してくれと云う....
文士の生活」より 著者:夏目漱石
千部で二版以下は大抵千部である。尤《もっと》も此三十五版と云うのは上巻で、中巻や下巻はもっと版数が少い。幾割の印税を取った処が、著書で金を儲《もう》けて行くと云....
鳴雪自叙伝」より 著者:内藤鳴雪
来なかった。けれどもその大得意は賞の有無を考えるどころではなかった。そうしてその下巻を直に写して松山の霽月氏に与えて、さきに上巻を見せてもらった報酬をした事であ....
万葉秀歌」より 著者:斎藤茂吉
くと云ったのも、後代の吾等の心を強く打つものである。糧米をカリテと訓むは、霊異記下巻に糧(可里弖)とあるによっても明かで、乾飯直の義(攷證)だと云われている。一....
潜航艇「鷹の城」」より 著者:小栗虫太郎
をとぎ、復讐の機を狙うクリームヒルト……。 そうして、「ニーベルンゲン譚詩」は下巻へと移るのである。 しかし、悲壮残忍をきわめたこの大史詩の大団円を、映画に....
光は影を」より 著者:岸田国士
つきの書物の一冊の扉へ、「味岡小萩嬢へ、心をこめて、著者」と書いた。そして、更に下巻の扉へ、同じ意味をフランス語で、“A Melle Kohagi, de to....
純粋経済学要論」より 著者:手塚寿郎
ち、二箇所はワルラスが一九〇二年付の註をもって一九二六年版に断っているが(本訳書下巻、第三二六、三六二節)、他の一箇所は断ってない。しかしこの一箇所は旧版の当該....
江戸芸術論」より 著者:永井荷風
『隅田川両岸一覧』は三巻より成る。その画面は絵巻物を繰りひろぐるが如く上巻より下巻まで連続して春夏秋冬の四時《しじ》に渉《わた》る隅田川両岸の風光を一覧せしむ....
学究生活五十年」より 著者:津田左右吉
時代」を、八年と十年とに「平民文学の時代」の上巻と中巻とを出した。ところが、その下巻とすることになった明治維新を中心としての一時代の部分は、今なお書かないままで....