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下湯
「下湯〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
下湯の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「菊模様皿山奇談」より 著者:三遊亭円朝
に友達に逢って、坂本の宿はずれで一盃やって、よっぱれえになって帰って来たが、馬の
下湯を浴わねえで転輾えって寝ちまった、眠たくってなんねえ、何だって今時分出掛けて....
「今戸心中」より 著者:広津柳浪
。善吉は足早に吉里の後を追うて、梯子の中段で追いついたが、吉里は見返りもしないで
下湯場《しもゆば》の方へ屈《まが》ッた。善吉はしばらく待ッていたが、吉里が急に出....
「鶏」より 著者:森鴎外
と云っている。五分刈頭を洗う。それから裸になって体じゅうを丁寧に揩く。同じ金盥で
下湯を使う。足を洗う。人が穢いと云うと、己の体は清潔だと云っている。湯をバケツに....
「白峰の麓」より 著者:大下藤次郎
来ない、明日は七曲峠の上で白峰を見たいものだと思う。 ここから上湯島へ三十丁、
下湯島へ一里、奈良田へは一里半もあるという、郵便は近頃毎日配達されるが、甲府から....