下金[語句情報] » 下金

「下金〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

下金の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
地中魔」より 著者:海野十三
からぬうちに、銀行の大玄関についた。 「金貨はどうした?」課長は又叫んだ。 「地下金庫に入れました。御安心下さい」 そこにいた警部が、挙手の敬礼をとって、自信....
半七捕物帳」より 著者:岡本綺堂
となしい清七をだまして、その金をまき上げてしまった。そうして、十五両や二十両の端下金で大事の娘をおめえ達に渡されるものか、娘がほしければ別に百両の養育料を持って....
名人長二」より 著者:三遊亭円朝
\貯めて小金貸、それから段々慾が増長し、御新造様のくすねた金を引出して、五両一の下金貸、貧乏人の喉を搾めて高利を貪り仕上げた身代、貯るほど穢くなる灰吹同前の貴公....
白くれない」より 著者:夢野久作
での生胆金二枚也。二十歳以下十五歳まで金三枚也。十五歳より七歳まで五枚也。七歳以下金十枚といふ話也。 黄駝は肥大、福相の唐人。恭しくわれに銀器の香煙を勧むるに....
大脳手術」より 著者:海野十三
てもいいのだけれど、残念ながら珠子との遊覧の旅にすっかり使い切って、実をいえば目下金策をあれやこれやと考慮中であるわけだ。 私が、この厄介な脛に膏薬を貼りかえ....
未来の地下戦車長」より 著者:海野十三
ったのかしら……」 と、一郎は、まだ気がつかない。 「ほう、金魚のようだぞ。地下金魚――なんてものが棲《す》んでいるのだろうか」 一郎は、また顔をあげて天井....
幕末維新懐古談」より 著者:高村光雲
蠑螺堂は壊し屋が買いましたが、百観音は下金屋が買いました。下金屋というのは道具屋ではない。古金買いです。古金買いの中で....