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「不信〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

不信の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
後世への最大遺物」より 著者:内村鑑三
ってきた。すなわち人間が千載青史に列するを得んというのは、まことにこれは肉欲的、不信者的、heathen《ヒーゼン》 的の考えである、クリスチャンなどは功名を欲....
聖書の読方」より 著者:内村鑑三
くに永久に神の敵に委ねらるべき者ではない、神は其子を以て人類を審判き給う時に地を不信者の手より奪還して之を己を愛する者に与え給うとの事である、絶大の慰安を伝うる....
蠅男」より 著者:海野十三
せたらあきまへんし」 糸子はひどく医者を恐怖していた。もちろん池谷医師に対する不信のせいであろうと思われるが。 帆村と大川主任とは、糸子をいろいろと慰めてか....
宇宙尖兵」より 著者:海野十三
に出ると、「僕は宇宙の墓地に行きつく前に、本艇から下ろしてもらいます。これ以上、不信きわまる艇長と運命を共にすることは御免蒙りたい」 「まあ、ベラン氏」 イレ....
神鷺之巻」より 著者:泉鏡花
いても間に合いますわ。和尚さんに手伝って三方の上へ重ねました時、つい、それまでは不信心な、何にも知らずにおりました。子育ての慈愛をなさいます、五月帯のわけを聞き....
霊訓」より 著者:浅野和三郎
なり、洋々として大地を洗い、その不可抗の威力の前には、現在|汝等を悩ます痴愚も、不信も、罪悪も、虚偽も皆跡方もなく一掃せられて了うであろう。 問『近代の天啓と古....
政治に関する随想」より 著者:伊丹万作
、日本国民中の有権者の全部が、なぜいつせいに棄権して、あのような欺瞞政治に対する不信を表明し得なかつたかと残念に思うくらいである。 こうして、私は投票は例外な....
妖怪学」より 著者:井上円了
感覚を支配するの知覚を失せざるをもって、不覚筋動を現ずるに至るべき理なし。これ、不信仰者および虚心平気の者には、コックリの回転を現ぜざるゆえんなり。これをもって....
三十年前の島田沼南」より 著者:内田魯庵
一枚で解職を通知したぎりで冷ましているというは天下の国士を任ずる沼南にあるまじき不信であるというので、葉書一枚で馘首された社員は皆カンカンになって結束して沼南に....
二葉亭四迷の一生」より 著者:内田魯庵
の面々は皆小説家の提調を迎うるを喜ばなかった。就中、総教習稲田穣の如きは当初から不信任を公言して抗議を持出そうとした。然るにいよいよ新任提調として出頭するや、一....
欧米各国 政教日記」より 著者:井上円了
日わが国には洋館らしき旅店なし。かつ、わが邦人の外国人を処するの方、実に不深切、不信用を極む。しかるに、シナ、インド諸邦にある西洋人の日本に来遊するものは、年々....
革命の研究」より 著者:大杉栄
来る、ぼんやりした、曖昧な、そして多くは無意識的なこの不平があり、現制度に対する不信用があって、それで初めて本当の革命家が広大無辺の勤め、すなわち幾世紀かの存在....
浅沼稲次郎の三つの代表的演説」より 著者:浅沼稲次郎
一、吉田内閣不信任決議案賛成演説 一九五三(昭和二十八)年三月十四日 衆議院本会議....
私の履歴書」より 著者:浅沼稲次郎
私は党務の責任者だ。野党慣れした私が当時の野党であった自由党に対抗、法案通過や、不信任案の否決に努力したり、とかく勝手の違った感じで苦労した。西尾官房長官に不信....
戦争史大観」より 著者:石原莞爾
軍した人々の功績は満州建国史上に特筆せらるべきものである。しかるに満州軍に対する不信は今日なお時に耳にするところである。たしかに満州軍は今日も背反者をすら出す事....