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不党
「不党〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
不党の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「京に着ける夕」より 著者:夏目漱石
で一間幅の道路を中央から等分して、その等分した線の上を、綱渡りをする気分で、不偏
不党《ふへんふとう》に練《ね》って行った。穴から手を出して制服の尻でも捕まえられ....
「日本イデオロギー論」より 著者:戸坂潤
まだこの動きが具体的に充分展開されていないからに過ぎない)、インテリを公平な不偏
不党の中間的第三階級と考える最も原始的なインテリ階級説に帰着することになるだろう....
「社会時評」より 著者:戸坂潤
らしい。元来ブルジョア学者の学問が公平無私で「客観的」であることを以て、即ち不偏
不党の中立主義であることを以て、「科学的」だと称されているのは、世間周知の通りで....
「安吾巷談」より 著者:坂口安吾
バクロ雑誌があった方がよろしい。「真相」は共産党に偏しているからいけないが、不偏
不党、もっぱら中正を旨とするバクロ雑誌があってくれて、大いに暴れてくれると面白い....
「我が人生観」より 著者:坂口安吾
いがい先生に似ておらず、非常に雑多であるが、選者としての佐藤さんも、まことに不偏
不党、目がひろい。 岸田さんときては、いつの委員会でも、みんなうまい、実に小説....