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「不労〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

不労の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
思想と風俗」より 著者:戸坂潤
家の「横暴」がやかましい世の中である。資本家や政治家自身に手入れは出来ない迄も、不労所得の代表者と考えられている名流文士や上流婦人の、賭博や不行跡には手を入れる....
春遠し」より 著者:宮本百合子
で暮せているということは、その人々がわたし達の生活と全くちがう経済の足場をもって不労所得で生きているということを物語っている。生きているばかりでなく、金のかかる....
婦人改造の基礎的考察」より 著者:与謝野晶子
のです。それで私は、すべての人間が労働道徳の実行者となることを望み、現在のように不労所得に由って衣食する階級と、労働の報酬に由って衣食する階級との対抗をなくして....
階級闘争の彼方へ」より 著者:与謝野晶子
の中にあることを深省する日が来るなら、資本家はその営利的利己心と、階級的特権と、不労|遊惰の悪習とを抛って、その全財産を社会の共有に委すると共に、一般の文化的労....
光は影を」より 著者:岸田国士
ぶしをしています。たゞ、こいつを商売として考えると、妙な気がする時がありますよ。不労所得つていうのは、まさにこれかと思うんですがね」 と、彼も、相手に通じるよ....