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「不可知論〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

不可知論の前後の文節・文章を表示しています。該当する9件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
読書法」より 著者:戸坂潤
部の近代哲学はイギリス唯物論(経験論)・大陸唯物論(合理主義)・主観的観念論及び不可知論・フランス唯物論・ドイツ古典哲学・弁証法的唯物論・ヘーゲル以後の俗流唯物....
科学論」より 著者:戸坂潤
離されたものではあり得ない。物そのものが現象として現われる」のだ。物自体に対する不可知論は、この観念と現象の観念とを機械的に隔離する形而上学(ヘーゲルが使い始め....
現代哲学講話」より 著者:戸坂潤
ある。 唯物弁証法によれば、認識の対象たり得ないような存在はない、形而上学的・不可知論的・物自体なるものはない。ここでは認識論的なのである。第一に弁証法的なる....
現代唯物論講話」より 著者:戸坂潤
外に出られないのは当然だろう。 物質――物の本質・物自体・――は認識され得ない不可知論的概念ではあり得ない筈だ。なぜならその認識可能性は、何よりも初めに、吾々....
認識論とは何か」より 著者:戸坂潤
して、価値を持っている。デュ・ボア・レモンやヘッケル(後年の)やの世界七不思議式不可知論の独断性を暴露するための、用意と見るべきものに他ならない。観念論は事実決....
辞典」より 著者:戸坂潤
を、絶対的なるものの代りに相対的なるものを強調し、従って或る意味に於ては唯心論と不可知論とを許容するかのように見える。夫にも拘らず其核心は全くマルクス主義的な唯....
社会時評」より 著者:戸坂潤
五事件の「発表」のおかげで、吾々は五・一五事件が益々判らなくなって来た。懐疑論や不可知論が昂進して来ると、一種の妖怪談になってくる。お互い様に薄気味悪くなるので....
哲学入門」より 著者:三木清
意識と考えられ、経験に与えられるとは意識に与えられることであった。カントにおける不可知論といわれるものも、これに関聯している。即ち彼に依ると、意識に与えられるも....
金の十字架の呪い」より 著者:チェスタートンギルバート・キース
時パーネルの幽霊につかれたということをわしに話して見なされ、わしはそれについては不可知論者じゃ。しかしグラドストンが最初に、ビクトリア女王にお目通りをした時に、....