不問に付す[語句情報] »
不問に付す
「不問に付す〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
不問に付すの前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「日常身辺の物理的諸問題」より 著者:寺田寅彦
象が起こるのであるから、これは必ずしも既知の単純なリュブリケーションの問題として
不問に付することはできないように見える。これも一つのまじめな研究題目とすればなり....
「レ・ミゼラブル」より 著者:豊島与志雄
隠匿され保護された。そして軍法会議では、戦争中に捕虜となった者のほかは、いっさい
不問に付することに決した。それでマリユスは無事のままでいることができた。
ジル....
「南国太平記」より 著者:直木三十五
女四人までを呪殺したる、大逆の罪、しかも、その歴々たる証拠までを見ながら、これを
不問に付するということは、家来として、牧の仕業に等しい悪逆の罪じゃ。ただ――もし....
「黄昏の告白」より 著者:浜尾四郎
に対しては割合明かに答えている。大川氏は一応××署の取調を受けたが正当防衛として
不問に付することとなるらしい。兇漢の所持品としては出刃庖丁の他金三円二十三銭の現....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
の資朝と見るだろう。もし貴公が、主謀者は我れなりと主張しても、それにより、資朝を
不問に付すはずもない。 さすれば、貴公の死は、むだになる。 大事は今がほんの....