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「不増不減〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

不増不減の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
般若心経講義」より 著者:高神覚昇
ている一切のもの、「空の状態」における一切の事々物々は、ことごとく不生不滅です。不増不減であるのです。 かく申しますと、人あるいはいうかも知れません。「それは....
みみずのたはこと」より 著者:徳冨健次郎
が負け、負ける者が勝ち、食う者が食われ、食われるものも却て食う。般若心経に所謂、不増不減不生不滅不垢不浄、宇宙の本体は正に此である。 然し我等は人間である。差....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
った。つまり説教というものは、その場その場のお客様次第のものじゃ。法というものは不増不減のものだが、教えというものは融通変化《ゆうずうへんげ》、自由自在でなけれ....
物を大切にする心」より 著者:種田山頭火
飯一つに如《し》かない場合があることを知らない。 大乗的見地からいえば、一切は不増不減であり、不生不滅である。浪費も節約もなく、有用も無駄もない。だが、人間と....
仏教人生読本」より 著者:岡本かの子
情です。 以上で、この芝居は、外観には非常なもつれが行われて見えますが、中身は不増不減で、よく収支決算がついています。そこがちょうど現実の縮図を見ることになる....