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不平を並べる
「不平を並べる〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
不平を並べるの前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「二百十日」より 著者:夏目漱石
僕の人格には関係はしまい。それよりも五里の山路《やまみち》が苦になって、やたらに
不平を並べるような人が困った男なんだ」 「腕力や脚力を持ち出されちゃ駄目だね。と....
「門」より 著者:夏目漱石
にやり出したが、宗助の態度は依然として変らなかった。小六があまり癇《かん》の高い
不平を並べると、 「そのくらいな事でそれほど不平が並べられれば、どこへ行ったって....
「赤耀館事件の真相」より 著者:海野十三
なぜ犯罪事件らしい取扱いをし、我々の迷惑をも顧みず、この夜更けに留め置くのかと、
不平を並べる人もありました。兄を診察した医学者たちは、警部の後に随って、大広間を....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
こにも見えやしないじゃないか――」
十四
娘がずけずけと
不平を並べるのを、男はハイハイと頭を下げて、
「モ少シノ辛抱デス、オ嬢サン、ココ....
「郊外」より 著者:国木田独歩
後はじめじめ降りだした。普通の人ならせっかくの日曜をめちゃめちゃにしてしまったと
不平を並べるところだが、時田先生、全く無頓着である。机の前に端座して生徒の清書を....