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不廉
「不廉〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
不廉の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「梅津只円翁伝」より 著者:杉山萠円
つ大きいかは到底想像も及ばない位であろう。 もしこの不況険悪の時勢に於て無用|
不廉の事を起し一時の名聞を求むるものとして一笑に附する人士が在ったならば、それは....
「灰燼十万巻」より 著者:内田魯庵
印度学の研究の大宝庫として貴重されておる。其価は金一千二百円で、雑誌としては甚だ
不廉のようであるが、七十四年間の雑誌を揃えるは頗る至難であって、仮令二千円三千円....
「余と万年筆」より 著者:夏目漱石
るに適当な位進んで来たのか、又は座右《ざゆう》に欠くべからざる必要品として価の廉
不廉に拘《かか》わらず重宝《ちょうほう》がられるのか何方《どちら》かでなければな....
「社会時評」より 著者:戸坂潤
陥と過剰労力利用の不適切・小作問題・公租公課等農村負担の過重と負債の増加・肥料の
不廉・農村金融の不備(資本の都市集中)・繭絹糸価格の暴落・旱水風雪虫害等自然的災....
「西航日録」より 著者:井上円了
を擯斥しあるいは軽蔑するの風の見えざるは、ひとり称すべし。市街の秩然たる、物価の
不廉なる点は米国に類す。要するに欧州中、諸般の上に格別の特色を有するものはロシア....