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不急
「不急〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
不急の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「婦人指導者への抗議」より 著者:与謝野晶子
でしょう。のみならず、現在の日本において、同じ文化運動でも、その本末と、軽重と急
不急との序次を考察して、大局に関係するものを先とし、局部的なものを後廻しにするだ....
「獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
録』は渡辺町へでもたのみましょう。文庫は殆ど市中へ出ず売切れます、ましてや今度「
不急出版物一時停止」ということになりましたから。紙を最も功利的に使う本やの工夫で....
「我が人生観」より 著者:坂口安吾
ということがなく、たった十種ぐらいの植物の存在をタテにとって、広大な高原を自分の
不急の研究室として原始のままで保存させうるものときめている植物博士の頭の悪さの方....
「黒田清隆の方針」より 著者:服部之総
。検察庁と軍部からのこの攻撃は大隈、伊藤に不正があるというのであり、鉄道のごとき
不急のものを棄てて軍備をさきにせよというのであったが、弾正台も兵部省も(山県有朋....
「明治の五十銭銀貨」より 著者:服部之総
文《いとうひろぶみ》であるが、さなきだに財源にくるしんでいた他省方面の閣僚から、
不急事業というので猛烈な反対をうけたのをあえて押切って調印したのは鉄道とは表看板....
「甘話休題」より 著者:古川緑波
トアイスクリームは、都会なら何処にでもある。シャーベットなどというオツなものは、
不急品になってしまったのか。 ※ ソフトアイスクリームを、お子さまたちが、ベロ....