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不意を食
「不意を食〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
不意を食の前後の文節・文章を表示しています。該当する12件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「百合」より 著者:芥川竜之介
しまった。それでも彼は飛び起きるが早いか、いきなり金三へむしゃぶりついた。金三も
不意を食ったせいか、いつもは滅多《めった》に負けた事のないのが、この時はべたりと....
「吉原新話」より 著者:泉鏡花
らちょっと驚きましたよ。」とその洋画家が……ちょうど俯向いて巻莨をつけていた処、
不意を食った眼鏡が晃つく。 当夜の幹事が苦笑いして、 「近所の若い妓どもです…....
「瘤」より 著者:犬田卯
かったが――抜打ち的に県から二人の役人がやって来て村の金庫をあらためようとした。
不意を食った村当局は周章狼狽、蒼白になって手も足も出ない始末であったが、急をきい....
「火薬船」より 著者:海野十三
ノルマンは竹見の肩を力まかせに、どんとつきとばした。 「あっ、……」 竹見は、
不意を食って、その場によろよろ、しりもちをついた。 「船長、な、なにをするッ」 ....
「鳩つかひ」より 著者:大倉燁子
た。 赤星は突然合図の右手を挙げた。 一同は小屋を目がけてどっと躍り込んだ。
不意を食った二人は狼狽し相手を突き退けて逃げようと焦った。焚火の燃えさしがぱっと....
「飛騨の怪談」より 著者:岡本綺堂
云いつつ徐に衾を剥ると、待構えたる重太郎は全身の力を籠めて曳やと跳ね返したので、
不意を食った忠一は衾を掴んだまま仰向けに倒れた。重太郎は洋刃を閃かして矗然と起っ....
「恐怖城」より 著者:佐左木俊郎
下りろ!」 声高に叫ぶと同時に、敬二郎は長い鞭を浪岡の尻《しり》に振り当てた。
不意を食らって、浪岡は嵐《あらし》のように狂奔した。瞬間、正勝の手の猟銃が引き裂....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
の如く飛びだして、白雲の首からあごへかけて、したたかになぐりつけたものですから、
不意を食《くら》った白雲がタジタジとなるところを、すかさず第二撃。 さすがの白....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
まりません」 「左様、奴、いつもなら、とうにその抜け道を見つけてるんだが、今日は
不意を食ったもんだから、いよいよ血迷ってやがる」 「あ、やりましたぜ、一太刀あび....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
野郎は、かくの如くしてこの場を走り出しました。 一方、名探偵の轟は、ひとまずは
不意を食って泳がせられたものの、これをこのまま口をあいて見送っている男ではない。....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
を以て、ピシャリと、無警告で、鐚の横《よこ》っ面《つら》をひっぱたきましたから、
不意を食った鐚が驚いたの驚かないの―― 「ああ、痛! 暴力、これは乱暴!」 歪....
「鳴門秘帖」より 著者:吉川英治
すると、場合もあろうに、すぐ足もとの土佐堀で、ドボーン! と真ッ白な水けむり、
不意を食わせて凄じい水玉がかぶった。 「あッ――」と音を揚げたのは待乳の多市。そ....