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不斉
「不斉〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
不斉の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「武装せる市街」より 著者:黒島伝治
方を一掴みに掴みとろうとするポスターが、二枚つゞけて貼りつけてある。 「中国人、
不斉心、日本鬼、逞野心。」 傍にはこう書いてある。 もう一方の窓の上の壁には....
「生あらば」より 著者:豊島与志雄
の痰に妨げらるる音がした。そして殆んど本能的に幾つもの空咳が為された。呼吸の数が
不斉になり、頬の赤みが増してくる。そして喉にからまる痰の音が、はっきり聞えるよう....
「妾の半生涯」より 著者:福田英子
するに至れり。これ固《も》と種々なる原因の存するものなるべしといえども、製作品の
不斉一《ふせいいつ》なると、品質の粗悪なるとは、けだしその主なるものなるべきなり....
「植物一日一題」より 著者:牧野富太郎
、テウチグルミ(手打チグルミ)すなわち菓子グルミの果皮は緑色で平滑無毛、頂端から
不斉に数片に裂け、その中の裸の核を露出し、この核が果皮を残してまず地に墜ち、しか....