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不断経
「不断経〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
不断経の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「姨捨」より 著者:堀辰雄
分かりかけて来たような気もしないではなかった。 或冬の暗い夜の事だった。上では
不断経が行われていたが、丁度声のよい人々が読経する時分だというので、一人の女房に....
「源氏物語」より 著者:紫式部
音がかすかに涼しい。一方では凄いほどに山おろしが松の梢を鳴らしていたりなどして、
不断経の僧の交替の時間が来て鐘を打つと、終わって立つ僧の唱える声と、新しい手代わ....
「源氏物語」より 著者:紫式部
である、この命をどうして引きとめることができるであろうと薫は思い悩むのであった。
不断経を読む僧が夜明けごろに人の代わる時しばらく前の人と同音に唱える経声が尊く聞....