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不易流行
「不易流行〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
不易流行の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「柿の種」より 著者:寺田寅彦
く、運動を離れて物質は存在しないのである。 自分の近ごろ学んだ芭蕉のいわゆる「
不易流行」の説には、おのずからこれに相通ずるものがある。(昭和二年五月、渋柿) ....
「旅愁」より 著者:横光利一
んだよ。そしたら、お先きに失礼させて貰うんだからね。君らよりは切実なんだ。」
「
不易流行ということが、日本にはむかしからあるんだから、まア、出来れば結婚もするさ....
「俳諧の本質的概論」より 著者:寺田寅彦
り、虚実の境に出入し逍遙するものであろうとするのが蕉門正風のねらいどころである。
不易流行や虚実の弁については古往今来諸家によって説き尽くされたことであって、今こ....
「芭蕉について」より 著者:宮本百合子
って研究されつづけて来ているようなものである。芭蕉の美の原理としての「こころ」「
不易流行」「さび・しおり・ほそみ」等は精密を極めた考証とともにしらべられて、それ....
「詩の原理」より 著者:萩原朔太郎
は永久にその精神を没落しない。芭蕉《ばしょう》はこの真理を言明するため、有名な「
不易流行」の標語を作った。詩人は
不易流行でなければいけない。(ついでながら言って....